サタン

美しく憂いに満ちた
まなざしで頷く

優しげに そっと
 愛を知るものであるかのように

 君は美しい 
 君は素晴らしい
 君を愛している

偽りの顔で
よこしまな心は
きれいなベールの裏側に

内側で繰り広げられる
火の沼 血の池
混乱の渦

そう にび色をした


愛すべき
めぐみにみちた恩恵は
己の価値が高いからだと錯覚し

 自己を全ての中心に

ぎらつく瞳は嘘もなく
まじりけのない真実を
如実にあらわすのだ

 君は美しい
 君はすばらしい
 君を愛している

あなたのなかにすむ魔性

きっと
私の中にもすむ 魔
 
          (─そう 確実に) 
 

  君はかわいそう
  君を守ってあげる
  君を愛している

  君を 信じている

おいしい麻薬の効能は
誰もがその目をみはるほど

砂糖色してあらわれた
毒入りお菓子のご誘惑


  君を 愛している

 「 君を 信じている 」


───










『愛しすぎる女たち』という本を読んで。

恋愛って、シンプルではないケースが、多々、ありますね。

これは少しテーマからは外れるのですが弄ぶ、男性と女性への、皮肉のつもりです。

フェアな愛を求めても上手くいかないこともある。

それが求めても埋まらない、深い孤独感からきていたりと、弄ぶ側、弄ばれる側、両者の精神的飢餓感が、そうさせるのだといろいろと考えさせられ、興味深い本でした。

どちらの立場にしても、誰もが一度は落ちる、罠でしょう。

弄ぶという言葉は、この本の説明に使うのは適切ではないのかもしれない。

深い、寂しさ。

最近の荒れた世情を見てみても、同情する気にはなれないけれど、掘り下げてみれば、満たされぬ思いが鬱積し、屈折した形になって、現れているようにも、思えます。
哀しいです。
自分を救うのは自分しかいないのでしょう。
そして、正義の意味を改めて考えさせられました。

世界の法はシンプルだけど、世の中ってシンプルなどではない。
「義とは。善とは。」
とても難しいです。複雑です。
自分だけは自分で正せるのだけど何が正しいのかなど、この年齢ではまだ確信を持てない。
人生を終えるときまで分からないままなのだろうけれど。

こちらをご覧くださっている方がいらっしゃれば、謝らせていただきたいです。
とにかく私は襟を正し、しっかりします。

こんなこと書いちゃって良いのかなぁ〜とも思うのだけど^ ^;

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