両親に似た面立ちになってきたといわれるこの頃。
父はいつも私の寝顔を確かめて、愚痴ひとつこぼさず眠りについた。
そんな暖かな日常。
感謝だなんて、とてもいえません。
親不孝だった私には。
せめて、ささやかな、だけど本物の幸福を返したい。
お父さん、お母さん、優しい顔になってきたね。
苦労もしたね。
疲れてもいるけれど、額が輝いて見えるのは、私の気のせいでしょうか。
離れて、はじめて言える、本当のありがとう。
いまだにあなたたちの背中には届きそうもありませんが、
せめてもう明るい生活を。
お父さんとお母さんなら、その点では、大丈夫だとは思うけれど。
弟へ、貴方がいたから、私は生きてこられたのだということを、
ずっと覚えておいてください。
逞しくなりましたね。眩しい思いです。
貴方はもう歩き出してずいぶんになりますね。
もう身長も、随分前から、負けてるな。
愛しい家族へ。
愛をこめて。
見ることはないのでしょうけれど。
届くというし、わからないものね。